OSSユーザーのための勉強会 #15 TensorFlowに参加しました。
この勉強会は、SCSKさんとトップエスイーが2-3ヶ月に1回程度開催してる、注目すべきオープンソースソフトウェア(OSS)を題材とした勉強会のようです。今回はGoogleの深層学習ライブラリであるTensorFlowがテーマでした。
講義内容は
- 「TensorFlow 概要編」をGoogleの佐藤一憲さん
- 「Jupyterで始めるTensorFlowプログラミング」をGoogleの中井悦司さん
でした。
前者は、Googleにおけるdeep learningの利用などの話。最近のgoogleの検索ランキングはdeep learningなのだとか、データセンターの冷却コストを下げるのに使ったら40%下がったとか。あと、TensorFlowの話の前に機械学習APIの話がありました。これはこれで完成品として部品として使うには良いけど、学習はしてくれない(利用規約上、ユーザデータで学習しないことになってる)ので自分の目的んためにはTensorFlowとかで自分で開発しようね、という話。あとは、Google Cloud Platformのハードウェア(専用のネットワークスイッチとかTensor Processing Unitのような専用チップ)の話とかが興味深かったです。
後者の発表資料はこれ Your first TensorFlow programming with Jupyter だと思います。サンプルコードとかは中居さんのgithubとかを探せばよいのかな。
あと、今月末に中居さんが書いた「TensorFlowで学ぶディープラーニング入門 ~畳み込みニューラルネットワーク徹底解説~」が発売予定だそうです。良さげな入門書なので期待してます。
懇親会ですが、非常に立派な料理でした。参加費無料で、この料理はすごいですね。
懇親会の最中、ライトニングトークが行われました。佐藤さんからはキュウリ農家とディープラーニングをつなぐ TensorFlowの話。中居さんは、DCGANの入門的な話ということでMNISTでDCGANの話でした。
毎回テーマとなるOSSが違うので、多分毎回参加することは無いとは思いますが、興味のあるOSSが扱われるときは参加しようと思います。